ここではリトミックでよく使われる楽器、
子供たちに好評だった楽器
私が使ってみてよかった楽器やグッズ
ちょっとイマイチだったな~
これは失敗だったかも?という楽器
などをピックアップしました。
リトミックをされている先生
これから始めようとする方
ピアノの先生、音楽療法士の方
保育士さんや幼稚園の先生にも
参考になれば幸いです。
ただ、リトミックなどで使う場合は、
楽器を使う目的を明確にしておきましょう。
楽器で遊ぶことがメインになってしまうと
何の指導のために使いたかったのか
ねらいがぶれてしまいます。
その点を注意して
楽しい活動やレッスンを展開してくださいね!
>>リトミックとは?子育てママ必見!創造性豊かな子を育てるリトミック効果12の秘訣
リトミックでよく使われる3種類の楽器とは
よく使われる定番楽器はこちら。
みんなで使うときはこの3つの楽器が多いです。
- タンバリン
- すず
- カスタネット
では一つずつ見ていきましょう。
タンバリン
子供たちには直径が15センチから18センチのものが持ちやすいです。
大人は21センチのほうが持ちやすいですね。
しっかりと革が張られているものが理想です。
リトミックで使用するならおもちゃではないこのようなタンバリンがいいです。
本革は湿気が大敵です。
保管場所には十分注意しましょう。
片づけるときや机に置く時は革の部分を下に向けて。
上向きのままだと革に負担がかかります。
子供が乱暴に扱ってもちょっとやそっとでは壊れませんが
片づける時のちょっとした配慮で長持ちします。
すず
これはヤマハから出ている鈴です。
ピンクとブルーでは音が違います。
ピンクは中音、ブルーは高音。
いろんなメーカーから出ていますが
この鈴の音は響きがきれいです。
私は長年(20年ぐらい?)この2種類を使っています。
値段の割に耐久性にも優れていて、いまだに壊れません。
(ついている鈴の一つは欠けてしまいましたが)
鈴はジャラジャラ鳴るので
リズムをクリアに叩くには不向きです。
が合奏などをするには華やかな音が出るので必須ですね。
何人もの子供が持つ場合は、やはり音色が気になります。
複数の鈴が同時に鳴ってもきれいに聞こえるもの
音の通りがいいもの
などを基準に選びましょう。
カスタネット
昔ながらの定番カスタネットです。
最近カラフルなものや色合いのやさしいものも出ていますが
やはりこのカスタネットが一番です。
その理由は、子供にとってもわかりやすい!
そして大人は指導しやすい!
ってことでしょうか。
特に小さいお子さんは
赤と青は最初に覚える色なので
視覚的にもいいですね。
指導するときも
「青が上、赤が下」
と明確に指示が出来ます。
メーカーによって音の差があります。
手に取って鳴らしてみるとよいでしょう。
>>リトミックとは?子育てママ必見!創造性豊かな子を育てるリトミック効果12の秘訣
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指導者向けの楽器
ここでは先生がよく使う楽器や
今注目されている楽器を紹介します。
かなり筆者の好みも反映されていますが、ご了承ください。
ハンドドラム
フレームドラムとも言います。
リトミックの指導者は結構な割合で持っている楽器です。
タンバリンのように周りにジャラジャラがついていないので 音がクリア。
特にリズムを叩く時にはこのハンドドラムがオススメです。
大きさも直径15センチぐらいから60センチぐらいまで様々。
大きくなるほど音が低くなります。
私は18センチのと30センチの2種類持っていますが
30センチのほうが鳴らしやすいです。
小さいものはきれいに音を出すのに少しコツがいりますので
子供向きではないかもしれません。
20センチ以上の大きさのほうが音がよく響きます。
ロリポップドラム
大勢の子供たちの前に立った時
見た目のインパクトで子供たちを惹きつけます。
キャンディーの色と形が可愛いです。
リトミックの導入期の子供たちに使うアイテムとして私も使用しています。
大きさも大(直径25センチ)中(直径20センチ)小(直径15センチ)がありますが
子供が使うには一番小さいもので十分です。
軽くて握りやすいので子供も扱いやすいです。
見た目はおもちゃですが、結構いい音が出ます。
鍵盤ハーモニカ
小学生の定番楽器ですね。
鍵盤がついているので鍵盤楽器ですが、奏法はピアノのような打鍵だけではありません。
ホースやマウスピースをつけて音を鳴らすためフルートやトランペットのような
吹き込んだ息で強弱をつける楽器です。
リトミック指導者やピアノの先生の間でも最近鍵盤ハーモニカがよく導入されています。
小学校低学年では鍵盤ハーモニカが学校の音楽の時間に必須となっています。
子供たちが持っているのは、大抵32鍵のものです。
本体にマウスピースをつけて吹く奏法とホースをつけて吹く奏法があります。
子供たちが吹いている鍵盤ハーモニカは、お世辞にもあまりいい音とは言えません。
ただ息を入れてブーブー鳴らすのと、トゥトゥトゥとタンギングをして吹くのとでは
格段に音に差が出ます。
それ以外にもともとの音色自体をちょっぴり和らげる方法があります。
それは、台所用のスポンジを使って出来ます。
鍵盤ハーモニカを分解して(と言っても後ろのねじを外すだけ)
台所用スポンジを長ーく切ったものをスプリング部分に入れ込みます。
かなりギュッと押し込みますが、それで音が変わります。
スプリングにスポンジが当たっている状態なので、演奏する時にカチカチなる鍵盤の音も軽減されます。
私も子どもの使っていた鍵盤ハーモニカで試しにやってみましたら、確かに音が変わりました。
マイルドな音色になります。
お子さんの鍵盤ハーモニカの音が気になる方は是非トライしてみてください。
(自己責任でお願いします)
鍵盤ハーモニカにもいろんな種類があって、37鍵、44鍵などもあります。
音もバス(低音)で24鍵、ソプラノ(高音)で27鍵というのもあります。
最近大人の間でも鍵盤ハーモニカを演奏する方が増えています。
そんな方にはハモンド44なんていかがでしょう。
スズキ(メロディオン)とハモンドのコラボで生まれた鍵盤ハーモニカです。
私も持っていますが、子供の持っているものとは格段に音が違います。
鍵盤数といい、音といいオススメできます。
アンプにも繋げることが出来るのもいいですね。
広い会場で演奏する時には効果を発揮します。
カホン
ドラムのような音が出せる楽器です。
見た目は四角いなんの変哲もない箱のように見えますが、叩く場所によって音色が変わります。
叩き方でドラムのように聞こえます。
木の材質、大きさ、中に張る線によっても音のクオリティーが随分変化します。
実際に叩いてみるとその違いがよくわかります。
箱型の後ろ側には丸穴が空いています。空いていないほうが前面になります。
箱に座って前面を叩く形になります。
ちょっとお行儀が悪い恰好になるので女性は抵抗のある方もいるかも知れません。
最近はミニカホンも出てきていますし
お菓子箱ぐらいのもので肩から下げれるショルダー型のものもあります。
いつもはピアノの即興演奏でリトミックをされている先生が多いと思いますが、こういった打楽器で子供たちの輪の中心に入ってリズム即興をするのも楽しいです。
先生がファシリテーターになって子供たちからいろんなリズムを引き出すのも面白いかもしれません。
ジャンべ
もともとはアフリカの楽器です。
マリやギニアのある西アフリカで使われていた楽器なのですが、今では世界中で使われています。
木をくり抜いてヤギの革を張って音を出します。
スティックやマレットは使わず、手で叩く太鼓です。
股にはさんだり、肩にかけて音を出します。
手の形や叩く角度、位置によって音を叩き分けるので、数種類の音が出せます。
カホンと異なり歩きながらも演奏が出来るので、リズム即興でのファシリテーターが持つ楽器としてもいいかも知れませんね。
民芸品として売られているものがメジャーになっていますが、高さが60センチ前後、革の直径が30センチから35センチぐらいのものが一般的です。
子供用はもう少し小さくなります。
ハピドラム
ここ10年程で出てきた楽器です。
ガスボンベの底の部分を切って上下張り合わせたような形をしています(もともとはそのようにして出来た楽器です)
底は丸く穴をあけ、上部は切れ込みを入れて音が出るようになっています。
Cメジャー、Gメジャー等のメジャー系と、マイナー系もあります。
音階順になっておらず、配置はバラバラです。
音色は柔らかい癒しの音です。
どちらかと言えば、音楽療法やヒーリングなどで使われることが多いです。
リトミックでは指導者が即興で演奏するといいかも知れません。
これから始まる活動の前にハピドラムを演奏しながら子供たちを空想の世界へといざない
その後『さぁ今から出かけましょう!』とリトミックで動きの活動へと持っていけたら
カッコいいですよね!
リトミックの活動や合奏で使われる楽器
ここではリトミックの活動で効果的に使える楽器や
合奏などで使われる楽器を紹介しています。
ウッドブロック
ウッドブロックは左右の音が異なります。
左右に切れ込みが入っていて、どちらも中はくり抜かれています。
付属のスティックで叩いて音を出します。
様々なメーカーから出ています。
子供用にはグリップが握りやすく小さめのほうが持ちやすく手に負担がかかりません。
大きめ、小さめの両方を持っていますが、
音は大きめのほうがコーンと抜けるようないい音がします。
木の素材によっても、くりぬき方によっても音は変わります。
出来れば何種類か聞き比べをするとよいでしょう。
アゴゴウッド
アゴゴウッドは、ウッドブロックとギロがミックスされたような楽器です。
形はアゴゴベルに似ていますね。
ウッドブロックは叩く場所が左右に離れているので、
慣れない子供が使うと回転して叩きにくいことがあります。
それに比べアゴゴウッドは縦型で
接近しているので二つの音を叩きやすく
回転もしにくく扱いやすいメリットがあります。
ウッドブロックのように叩いて音を出す場合はスティックの丸い部分で叩きます。
ギロのように使いたい場合は
ギザギザにスティックの腹の部分を押し付けてこすって音を出します。
ギロとウッドブロックの両方の音が出せるのと
縦型なのでウッドブロックのようにかさばらないのが良い点です。
アゴゴベル
U字部分を持って、先端の円錐形の部分をドラムスティックで叩きます。
音を出す部分の円錐形は左右で音が異なります。
私も一つ購入して持っていますが、鋳物で出来ているため少し重いです。
子供が持って使うには不向きかも知れません。
>>リトミックとは?子育てママ必見!創造性豊かな子を育てるリトミック効果12の秘訣
トライアングル
トライアングルもピンからキリまで様々です。
最近は百円ショップのおもちゃや楽器コーナーにまで進出しています(笑)
安価なものは大きいものより小さめのほうが比較的音がいいような気がします。
トライアングルは紐で吊るして三角の部分を棒で叩くのですが
紐が長いとトライアングルがくるくる回って子供にとっては扱いにくい楽器です。
紐は使用する子供に合わせて調節する方がよいでしょう。
付属の紐よりも、テグスのほうがよりクリアな音になるのでオススメです。
テグスは子どもが使う場合、太目のものを使用してください。
まだ持っていませんが、
このトラアングルは最近の注目株です。
子供が使うときにくるくる回って
音が鳴らしにくいところに着目しそれを改善したトライアングルです。
トライアングルの本体に穴をあけて
紐を通していますので、回ったりすることなく音が鳴らせます。
購入したらまた感想を書きます。
小太鼓(スネアドラム)
マーチングの時はショルダーストラップをつけて。
合奏などの時はスタンドに置いて演奏します。
スティックで叩いて音を出しますが
いろんな奏法がありそれによって音色を変化させます。
サウンドシェイプドラム
いろんな形の平べったいドラムです。
人数分揃えてもかさばることがないので便利です。
私はこのサウンドシェイプドラムの丸型ばかり持っていますが、車のハンドルに見立ててリトミックで使ったりしています。
フレーム部分を持ってスティックで叩き音を出します。
フレームの部分が平らなため、持ちにくいのが難点です。
ブームワッカー
15年ほど前にはまだ日本に入ってきていなくて、私はアメリカで購入しました。
最近は楽器店、アマゾンなどでも手軽に購入できます。
筒型で一本ずつ音が異なります。
ドは赤、レはオレンジ・・・と色別に音階になっています。
ドレミパイプとも呼ばれています。
黒い蓋をつけると音が一オクターブ下がります。
パイプを床で叩いたり、
身体のどこかで叩いたり(ボディーパーカッションのように)して音を出します。
出す音を決めて即興で遊んだり、使い道はいろいろあります。
音はあまり大きくありません。
そして音質は期待しないでください。
楽器というよりおもちゃの部類ですので音のクオリティーを求める方には不向きです。
スプリングドラム
筒状のどちらか一方に革を張り、そこからスプリングが尻尾のように出ています。
音の鳴らし方は、筒の部分を持って揺らす、又は回します。
その時スプリングは下へ向けてください。
回された筒によってスプリングも周りはじめ、音が出ます。
効果音としてよく使われる楽器です。
大きさによってその音も変わります。
面白い楽器ですが、使い道は限られるかな~って感じです。
どなたかいいアイデアがあれば教えてください。
>>リトミックとは?子育てママ必見!創造性豊かな子を育てるリトミック効果12の秘訣
ボンゴ
南米の楽器です。
特にキューバで発展した民族楽器の一つです。
大小二つの太鼓を横につないである楽器で
小さい方が高音、大きい方が低音です。
この太鼓には名前がついていて、何故か
小さい方がマッチョ(スペイン語で男性の意味)
大きい方がエンブラ(スペイン語で女性の意味)
と言います。
左右を叩き分けて様々なリズムを鳴らします。
左右の音が違うので、子供たちは結構喜んで叩きます。
同じリズムでも叩き方によって音が変わるので
オリジナルを作った感があって子供たちの満足度も高いです。
コンガ
ボンゴ同様、南米の楽器です。
特にキューバで発展した民族楽器の一つです。
コンガの名前の由来は不明らしく、
キューバではトゥンバドーラというのが正式名称になります。
長細い樽のような形をした木をくり抜いて革を張っています。
もともとは一人一本の楽器を叩いていたのですが
今では二つ以上周りに置いて演奏することもよくあります。
コンガもボンゴも手で革を叩いて音を出しますが
指先や手のひらでの押さえ方や叩く場所で様々な音を出します。
コンガの大きさや革の張り方で音の高さが変わります。
結構な大きさなので、学校や幼稚園などの大きな施設での取り扱いがいいかも知れません。
個人で持つには収納場所の確保が必要です。
子ども用コンガ
↑↑子供用のコンガもあります。
ベルトで肩から下げて叩くことが出来るので便利です。
高さは34センチ。
幼稚園児が持ち運べる大きさです。
木琴
昔ながらの折り畳み式の木琴です。
昭和時代の小学生には懐かしいかも知れません。
四角い箱型のケースの中に木琴が入っています。
開けるとそのまま演奏が出来ます。
木のマレットで叩きます。
持ち手のついたケースになっているので持ち運びにも便利です。
ピアノでいうと黒鍵部分の鍵盤もついている木琴です。
なのでどんな調でも演奏が出来ます。
木の素材によって音色と値段が変わります。
鉄琴
木琴と同じ仕様ですが、叩く部分が鉄の板で出来ています。
木のやわらかな音とは異なり、澄んだ鋭い音が鳴ります。
マレットも硬いものと柔らかいものがあり、演奏によって使い分けます。
シンバル
大きさがいろいろあります。音もいろいろです。
これは直径18センチと小振りですが、音はしっかり鳴ります。
幼児が持つならこれぐらいの大きさで充分です。
シンバルも自分で持って鳴らしてみないとわからないですね。
合奏以外ではあまり用途がないように思いますが、どなたかアイデアがあれば教えてください!
音積み木
鉄琴のような音のする楽器ですが、
木の箱状のところに鉄板が一枚張られていて、それぞれが分離しています。
バラバラなので、箱に入れて収納。
コンパクトに収まりますが、一つずつ片づけるのに時間がかかります。
が、鳴らしたい音だけを選択して並べることが可能です。
例えば教会旋法のドリア(ドリアンモード)だとレ~レまでを並べてみる。
ジプシースケールならド レ♭ ミ ファ ソ ラ♭ シ の音だけを選択して並べる、など。
余計な音は使わないので、演奏しても変な音がなって間違えた感がありません。
3つの音だけ、5つの音だけを抜き出して鳴らすことも可能なので
人数が多くても使うことが出来ます(その分マレットが必要ですが)
即興であそびたい場合には結構使える楽器です。
私はその時に使いたい音だけをチョイスし、丈夫なお菓子箱に入れて持って行きます。
>>リトミックとは?子育てママ必見!創造性豊かな子を育てるリトミック効果12の秘訣
スライドホイッスル
ヒュ~っと音がスライドする楽器です。
上記のものは、筒が短いのと、プラスチック製なのであまりインパクトのある音にはなりません。
筒が長く金属製のものはいい音がします。
効果音で使われることが多いですね。
エッグシェイカー
卵型のシェイカーです。
握ってカシャカシャと音を出します。
本物の卵ぐらいの大きさなので、握りやすく音が出しやすいです。
中に入っている小さな粒が重いほうが、シャッシャッ!と切れの良い音がします。
(筆者の個人的な感想です)
いろんなメーカーから出ていますのでお気に入りの音を探すのもいいでしょう。
フルーツや野菜のシェイカー
子供たちには大受けです。
どんぐり、いちご、みかん等もあります。
持ちやすさと手にしっくりくる大きさは
見た目おもちゃですが、結構使えます。
マラカス
卵型の先に棒がついていて、その部分が持ち手になります。
中には粒が入っていて振るとそれが鳴る仕組みです。
両手に一つずつ持って鳴らします。
ただシャカシャカ鳴らすだけでなく、回すとまた違った音がしてくるのが不思議です。
以前プロのパーカッション奏者の方がいろんな奏法を伝授してくださったのですが
ぐるぐる回したら、真夏のやかましいセミの鳴き声に聞こえました!
たかがマラカスって感じですが、なかなか侮れない楽器です。
ギロ
穴の開いている部分に指を入れて持ちます。
楽器の中は空洞になっています。
そしてギザギザになった部分に付属のスティックをこすりつけて音を出します。
長くこすつけたり、短く切ってこすったりして、キレのいいリズムを出します。
ギロも材質によって音が随分変わります。
見た目洗濯板のようですが(笑)いい音がします。
カバサ
まぁるいツブツブがたくさんついている楽器です。
使い方は、頭の部分(ツブツブのついている方)を下から持ち上げるようにして構えます。
そして持ち手の部分をひねって、反対の手のひらでこするようにして音を出します。
南米の打楽器の一つです。
ラテン系の音楽などで使うとにぎやかで楽しいですね。
よく似た楽器でシェケレというのもあるのですが、これはアフリカの楽器です。
クラベス
拍子木のように2本の木を叩いて音を出します。
が、拍子木と異なるのは、1本は固定し、固定された木にもう1本を打ち付けて音を出すという奏法です。
長さは25センチ前後です。
硬い木でつくられることが多く、木の材質によって音が格段に違います。
四角柱のものと円柱形のものがあります。
最近では木の素材だけでなく、合成樹脂などでも作られるようになりました。
個人的には黒檀で作られたものの音が好みです。
ハンドベル
こちらに挙げているのは、本格的なハンドベルではありません。
本格的なものは一色(金色、銀色)で音によってベルの大きさが異なるものです。
ミュージックベルとも言われています。
上向けにベルを持ち、振って音を出します。
ドレミの音階ごとに色が違っているので、わかりやすいですね。
置いたまま持ち手の上部を押すとベルが鳴る仕組みになっているものもあります。
↑↑↑こちらは机に置いたままでも手で持ってもならせるベルです。
二通りの使い方が出来るので便利ですが、
音を消したい場合、胸に当てたりしてミュートするのですが、こちらはそれが出来ません。
8音からありますが、一オクターブだけではなかなか演奏するには難しいです。
20音、23音、27音ぐらいあると、演奏にも少し幅が出てきますね。
クリスマス会や発表会に向けて、みんなで練習なんていうのも楽しいです。
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その他民族楽器など
ここからは個人的趣味に入ります(笑)
民族楽器や珍しい楽器を紹介します。
リトミックで使えるかどうかは、ご自分で判断してくださいね。
レインスティック
南米のチリやペルーの楽器ですが、さかのぼればアフリカが起源とされ、南米に伝わってきたものです。
サボテンの針を抜き内側に差し込んであります。
中が空洞になっていて、そこにサボテンの種が針にひっかかりながら下へ降りていって音が出ます。
その昔、枯れてしまったサボテンを持ち帰り、カラカラに乾燥させたあと動かしたら中の種が移動して音がしたのだとか。
その乾いた音が、雨音に似ているのでレインスティックという名前がついたということです。
本物のレインスティックはサボテンで出来ていて、とても軽いです。
そして壊れやすいです。
でも本当に雨が降っているような音がします。
長さは50センチぐらいからありますが、70センチ以上、100センチと長いほうが雨らしい音です。
短いと雨の雰囲気があまり出ません。
竹で出来たレインスティック
竹やその他の材質で出来ているレインスティックもあります。
竹は丈夫ですが、サボテンに比べて重いです。
音や品質もバラバラな感じがあります。
私はネットで120センチの竹のレインスティックを安くで手に入れましたが、音はいまいちでした。
最初にサボテンの本物の音を聞いていたので、ちょっとがっかりでした。
やはり手に取って自分の耳で聞いてみるのが一番ですね。
これも効果音ぐらいしか使い道はないのですが、個人的に何故か大好きな楽器なので載せました。
余談ですが・・・
その後布地の芯に使われていた筒をもらったので、それで自作しました。
120センチぐらいの長さがあり、らせん状に竹串を差し込み、ビーズやスパンコールなど様々なものを入れて音を検証して何度もテストしつつ作ったものが一番いい(自分好みの)音になりました。
よく自作のレインスティックに小石を入れる、というのがあるのですが、小石はあまりオススメしません。石の種類にもよるかも知れませんが、私が試作した時にはいい音がしませんでした。
軽石の小さい粒だと小石よりは雨らしい音になるような気がします。
もしかすると、筒に刺したのが竹串だったので、違う素材のものだと小石でもいい音がするのかも知れませんね。
シェケレ
チャフチャス
ミニシンバル・チン
ガングルー
オーシャンドラム
口琴(ジョーズハープ)
カリンバ
鼻笛(ノーズフルート)
エナジーチャイム
トーンタング
ライアー
ペンタトニック7弦
>>リトミックとは?子育てママ必見!創造性豊かな子を育てるリトミック効果12の秘訣
楽器のまとめ
以上、リトミックで使われる楽器をいろいろ見てきました。
私は上記の楽器の中で自前で持っているものも結構あります。
自分がいろいろ持っていて思うのは
やはりおもちゃでなくきちんとした楽器として揃えるのがいいってことです。
長年やってきて、最初は安いおもちゃの楽器や
百円均一で売っているような楽器も使いましたが
あぁやっぱりおもちゃだなってものがほとんどでした(苦笑)
子供たちにもいい音のものを使わせてあげたいと思うと
それなりの楽器を購入することをオススメします。
最初の頃は楽器1つを買う余裕もなかったので
仲間内で借りたりしていたこともあります。
(今でも持っていない楽器、数が足りない楽器は借りたりしています)
リトミックは音楽を聴いて身体で反応していきますので、本来楽器はあまり使いません。
ですが、リトミックで学んだことの延長線上にあるリズム打ちや合奏
その他いろんなところで楽器って結構使えるので、最小限でいいので
いくつか持っているといいかも知れませんね。
リトミックで使うときは、その目的は何かを明確にしましょう。
楽器で遊ぶのがメインになってしまって
リトミックのねらいがどこにあるのかわからないような使い方にならないように注意する必要があります。
リトミックの活動の中で、楽器は効果的に使ってくださいね。